定期注文商品を販売する仕組みはどうすれば実現できますか?

売上をアップさせる方法の一つは、リピート率をあげることですね。何回もお店にきていただければいいのですが、同じ商品を定期的に購入する場合は、定期的に商品をお届けするタイプの購入にしたほうが、購入忘れもなくお客様にとっても便利ですね。特に健康食品や化粧品などの商材ではこのパターンは是非実現したいというショップオーナー様が多いようです。また、これができれば会費徴収等にも応用することができますね。

EC-CUBE工房でも、何件かのショップで定期注文を実現していますので、その方法についてご紹介したいと思います。

定期注文を実現する方法は大きく分けて2つあると思います。1つは決済代行会社が提供している定期課金系の仕組みを利用するという方法です。EC-CUBE用の標準モジュールにはそういう機能はないのですが、代行会社様によっては毎月定額の決済を継続的に行える仕組みが既に存在していたりします。その機能を利用できるように決済モジュールに手を加えるという方法です。この方式は、決済会社の定期決済機能のサイクルに依存します。つまり月1回しかできない、といったことです。また、この方法では購入履歴にはデータが残りません。出荷処理をダウンロードした受注データを元に行っている場合はちょっと考えないといけません。このパターンは会費の徴収等には向いています。

2つ目の方法は、定期注文を依頼いただいたお客様の受注データを夜間にバッチ等で定期的に作成し、そのタイミングで決済モジュール経由で再度決済を行うという方法です。この方法は購入履歴にデータが残ります。言ってみれば、毎月お客様に購入ボタンを押していただいている動きとほぼ同じ流れになります。ですから受注データをダウンロードして出荷処理を回すこともできます。EC-CUBE工房で実施したことがあるのは、この2番目のパターンです。

この2番目の方法で疑問に思う部分というのは、2回目以降の決済がどうなるか、ということだと思います。お客様がサイトで注文するときには、お客様しか知らないクレジットカード番号を入力します。EC-CUBEの注文データにクレジット情報は残りません(リスクが高いので残しません)。クレジットカードでの定期的な自動注文は実現することができるでしょうか。(振込みやコンビニ前払いのケースもあるとは思うのですが、一番実現したいという要望が高そうなクレジットについてご説明したいと思います。)

実は決済代行会社にクレジットカードの与信(オーソリ)の要求と売上の要求を行うときには、EC-CUBEの決済モジュールと決済代行会社との間で、注文ごとに定めたIDをキーに行っています。このIDを保存しておいて、別の与信と売上の要求を行えば、毎月のクレジット払いもカード番号の情報なしに行うことができるのです。図にすると、下のようになります。


これまでペイジェントさんの決済モジュールをベースに、この仕組みを実装してきました。
これは、定期注文に限らず、月謝の支払いなどにも応用可能です。(月謝等の場合は商材によっては審査が通らなかったりするのでその点はご注意ください)