中国向けのECサイトを作りたいのですがどうすればいいですか?

よく、「中国人向けのECサイトを作りたいですがどうすればどうすればいいですか」というご質問をいただきます。その場合、こんな風に逆に質問させていただいています。「日本国内から日本国内の中国人に販売するサイトですか。それとも日本国内から中国国内への販売ですか。それとも中国国内から中国国内からの販売ですか。」という質問です。多分、2番目のパターンを想定される方が多いのでしょうが、単に中国人向けといった場合、3つのパターンがありえます。1番目は免税店のパターンです。中国に拠点がある場合は3番目が適切です。もしかすると、「中国国内から日本在住者へ向けての販売」もあるかもしれませんね。それぞれで、選べる決済方法や送料の考え方が変わってくると思います。

主に、「日本国内から中国国内への販売」にテーマを絞って考えたいと思います。ECで最も重要な決済・配送・SEOについてそれぞれ考察してみたいと思います。

まず決済です。よく聞くのは銀聯カードに対応したいという点です。銀聯カードというのはデビットカードに相当するサービスです。これについて、中国北京在住の知り合いに聞いてみたのですが、銀聯カードは使いにくいという印象があるそうです。証明書をダウンロードしたり、独自の機器が必要であったり、口座のある銀行によって認証方法が違っていたりと、何かと不便なんだそうですね。それに比べると、アリペイが圧倒的に便利だということでした。アリペイは中国では第三方と呼ばれています。お客のお金をアリペイが預かり、品物が届いてからアリペイがお店に支払うという仕組みです。また代引を利用する人も多いようですが、日本から利用するにはちょっと研究が必要そうですね。

現在EC-CUBEの決済モジュールで銀聯やアリペイに対応していると書いてあるモジュールはないです(と思います)。ですが、SBIやJペイメントは会社としては対応したサービスがありますよね。APIさえ利用可能であれば、決済モジュールを作ることができると思いますので、可能性としてはアリだと思います。その場合も、銀聯よりはアリペイを狙ったほうがよさそうですね。また、クレジットカードの利用もだんだん増えてきているとのことでした。なのでしばらくはクレジットカードだけで様子を見てもよいのかもしれません。

次に配送です。まず思い浮かぶのはEMSです。
EMS についてhttp://www.post.japanpost.jp/int/ems/index.html

1小口が重過ぎるならDHLですね。
DHLについてhttp://www.dhl.co.jp/publish/jp/ja.high.html

ただ、どちらにしましても中国在住の方の意見としては、送料が高すぎるということです。この問題をクリアしないと、なかなか気楽に日本のECで買い物をしていただくわけにはいかないようです。

また、発送にあたっていくつかの書類が必要です。EMSのページにあるとおり、中国向けでしたら、税関告知書やインボイスが必要になります。
http://www.post.japanpost.jp/int/use/document.html
大量に発送するのであれば、このあたりも自動的に印刷できないとつらいですよね。

3番目にSEOです。中国語でのSEOやシェアの高い百度でのSEOのノウハウは、なかなか見つからないですよね。百度でリスティングを出すやり方とかも、調査が必要そうです。中国での検索エンジンの利用の順番は、百度搜索、Google搜索、雅虎中国、中国人、中关村在线だそうで、百度とgoogleが2大勢力のようですね。特に国内の情報は百度が強いという印象があるようです。

最後に、中国向けのECサイトを作る前に再度チェックしてほしいのが、淘宝网 taobaoです。中国の人がネットで買い物をするのは、まずココなんだそうです。ここではいろんなものが相当に安く販売されています。今から販売しようとするものの、競争相手の相場観等は見ておく必要がありそうです。また、中国での需要を知る必要がありますね。例えばBaby用品(とくに食品)とか、日本のサプリメントとかは結構人気があるそうです。

蛇足ですが、日本のいろんなサイトから代理購入をするというサービスも販売されています。こんな感じです。これは何か、ビジネスのヒントになりそうですね。