検索ワードの表記揺れを検索ワード辞書機能で解決した事例

投稿日:2026/01/20

はじめに


ECサイト運営において、「ユーザーが商品を見つけられない」という問題は、売上にも直結する大きな課題です。
特に検索ワードの表記揺れは見落とされがちなポイントで、ユーザーが求める商品が存在しているにも関わらず検索結果に表示されないケースが発生します。
今回ご紹介する事例では、この課題を“検索ワード辞書機能”の実装によって解決し、検索体験と購買導線の大幅な改善に成功しました。

同様の悩みを抱えるEC事業者の方にとって、実務に直結する具体的な改善アプローチとして参考になる内容です。


クライアントの状況・課題


・ 業種: 食品・食材系EC
・ 利用環境: EC-CUBE4系 / カスタマイズあり

課題:
・ 商品名の表記揺れや誤入力により、正しい商品が検索でヒットしないケースが多発
例:
・ グラニュー糖 → 「グラニュ糖」
・ ミルフィーユ → 「ミルフィユ」
・ モッツァレラ → 「モッツアレラ」「モッツァラ」 など
・ 商品が存在していてもユーザーが見つけられず、購入機会の損失につながっていた
・ ユーザー体験の悪化により、サイト回遊性の低下が懸念されていた


解決のために実装した機能


これらの課題を根本から解決するために、検索精度を高める“検索ワード辞書機能”を新たに実装しました。日常的に発生する誤入力や表記揺れを吸収し、「検索しても商品が出てこない」というストレスを解消する仕組みです。

①検索ワード辞書の登録機能
・ 管理者が「正式な商品名」と「表記揺れ・誤入力の候補」を登録できる仕組み
・ 「グラニュ糖」→「グラニュー糖」のように、誤入力された語句を正規ワードへ置換する設定が可能

②検索時の自動ワード変換
・ 利用者が誤ったワードを入力した場合でも、登録された「正式ワード」に自動変換して検索
・ 誤記による検索漏れを抑え、意図した商品にたどり着きやすい検索体験を提供

③検索ログによる改善
・ 実際の検索ワードとヒット件数を蓄積し、辞書追加候補を抽出する仕組みも追加検討可能
・ 運用を続ける中で「どんな誤入力が多いか」を把握し、辞書の精度向上が可能


実装後の効果


効果の例
・ 検索ワードの表記揺れによるミスマッチを大幅に削減
・ 誤入力でも商品がヒットし、ユーザーが目的の商品にスムーズに到達できるように
・ 検索導線の改善によりユーザー体験が向上
・ 商品表示の精度が増し、これまで失っていた購入機会を確実にキャッチできるようになった


実装時の工夫・ポイント


工夫例
・ 既存の検索処理に影響を与えない、安全で拡張性の高い設計に
・ 辞書の登録数が増えても運用負荷が上がらない構造で実装
・ 管理者が直感的に操作できるUIを意識し、誰でも簡単に登録可能に
・ ユーザー側の検索操作は変えず「自然に検索精度だけが上がる」体験を実現


この機能が活きる運用・おすすめの企業


この機能が活きる特徴の例
・ 商品名が外国語・専門用語で構成されており、表記揺れが起きやすい
・ ユーザーの誤入力による検索漏れを防ぎたい
・ 検索による機会損失を軽減したい
・ 標準の検索機能では十分にカバーできない課題を抱えている
・ 検索精度向上で顧客体験を改善したい企業


お問い合わせ


こうした検索精度の課題は、ECサイトの売上とユーザー満足度に直結する非常に重要なポイントです。
EC-CUBEでは、標準機能では対応しきれない課題も、カスタマイズによって最適な形で解決できます。

検索体験を改善したい方はもちろん、ECサイトの課題全般についてのご相談も歓迎しています。
御社の運用に合わせた最適な機能追加や新規構築をご提案いたしますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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